矯正治療の種類と診断の重要性
矯正治療には大きく分けて「傾斜移動」と「歯体移動」という歯の移動方法があります。
従来の矯正治療やマウスピース矯正では、傾斜移動が主流ですが、傾斜移動では歯根に負担がかかり、歯根吸収や痛みなどの副作用が発生しやすいという問題があります。

歯体移動ができないため、治療の精度や効果に限界があるのが現実です。
歯を動かすこと自体は可能ですが、歯の根元から平行移動する確実なコントロールができず、副作用のリスクを抑えることが難しいのです。
傾斜移動と歯体移動の違い
矯正治療では、歯を安全に動かすことが重要ですが、その移動には「正常な移動」と「異常な移動」があります。
正常な移動では、歯を支える骨(歯槽骨)が適切に変化しながら歯が動くため、ダメージを最小限に抑えられます。
しかし、実際にはこの正常な移動を実現することは難しく、多くの矯正治療では「傾斜移動」という方法が採用されています。
傾斜移動では、歯の根元が前後に揺れる「ジグリング現象」 が起こり、支点となる部分に過度な力がかかることで、痛みや歯根吸収の原因となります。

歯科矯正の教科書では「歯体移動」が理想とされていますが、実際の治療のほぼすべてが「傾斜移動」で行われています。
そのため、痛みや歯根へのダメージを最小限に抑えた治療法の確立が求められています。
CAT矯正歯科では、特許技術とエビデンスを活用し、患者様の負担を軽減しながらより確実な矯正治療を提供しています。
安全な矯正治療とは
矯正治療の安全性を考える上で、歯体移動の実現こそが最も重要です。
従来の治療で問題となるのは「傾斜移動」であり、これが原因で多くの副作用が発生しています。
しかし、歯根を歯槽骨内で平行に動かす技術は難しく、170年以上の歴史の中で実現されていません。
これまで、多くの矯正医がこの課題に向き合ってきましたが、根本的な解決には至りませんでした。
矯正治療の未来には、歯根吸収のリスクを正しく理解し、安全な治療を選ぶ意識が必要です。
CAT矯正歯科は、最新の治療システム3D-LSTによる特許技術と科学的エビデンスに基づいた、安全で再現性の高い矯正治療を提供しています。

矯正治療のメリット・デメリット
矯正治療には多くのメリットがありますが、デメリットも理解した上で決断することが重要です。
メリットばかりに注目して治療を始めると、後悔することもあります。

矯正治療は、時間・コスト・リスクを伴う治療ですが、正しく理解し準備することで、より満足のいく結果を得ることができます。
治療を始める前に、しっかりとリサーチし、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
矯正治療の副作用とリスク
矯正治療では、痛みは一時的ですが、歯根吸収は深刻なリスクです。
一度溶けた歯根は再生せず、短くなったままとなります。

歯根吸収は治療の種類や歯の状態によって異なりますが、一定の確率で発生します。
軽度で済む場合もありますが、最大30%の歯根が溶けることもあるというデータがあります。
また、過度な力がかかると神経がダメージを受け、「失活(神経が死ぬ)」する可能性があります。
一度神経が死んでしまうと、元に戻ることはありません。
こうしたリスクを知らされないまま治療を受けてしまう患者様も少なくありません。
矯正治療を受ける前に、リスクを理解し、安全な治療法を選ぶことが大切です。
その他歯科矯正による副作用
矯正治療には痛みや歯根吸収以外にも、さまざまな副作用が考えられます。
- 咬合不全(噛み合わせのズレ)
- 咬合性外傷(噛む力による歯のダメージ)
- 顎関節症の誘発(顎の痛みや違和感)
- 失活歯(歯の神経が死ぬ)
- 抜歯(治療のために必要なケースも)
- 歯肉炎・歯周病のリスク増加
- 無呼吸症候群の誘発(歯並びの変化による影響)
これらの副作用は 必ず起こるわけではありませんが、あらかじめ知っておくことで、正しい治療計画と適切な管理が重要です。
治療を受ける前に、リスクを理解し、納得した上で進めることが大切です。
歯科矯正による痛みの種類及びメカニズム
矯正治療には「生理的な痛み(良い痛み)」と、「組織を傷つける痛み(悪い痛み)」があります。

矯正治療では、痛みの種類を見極め、適切な力で安全に歯を動かすことが重要です。
特許技術による新しい矯正治療
矯正治療には大きく分けて「傾斜移動」と「歯体移動」という歯の移動方法があります。
従来の矯正治療やマウスピース矯正では、傾斜移動が主流ですが、傾斜移動では歯根に負担がかかり、歯根吸収や痛みなどの副作用が発生しやすいという問題があります。
そこで、CAT矯正歯科では、歯体移動を可能にする特許技術「3D-LST(三次元ライトフォーススライディングテクニック)」を開発しました。

3D-LSTは、特許技術により歯を理想的な形で動かす「歯体移動」を可能にし、
従来の矯正治療で見られる副作用を最小限に抑えることができます
3D-LSTの特長とメリット

さらに、矯正治療の精度向上を追求し、診断精度の高いレントゲン撮影法や骨格分析、無呼吸症候群に対応する特許技術を開発し、日米で17件の特許を取得しました。
特許技術は、特許庁が厳しく審査し、効果が認められた技術です。

X線撮影の精度向上のため「セフゲージ」というシステムを考案し、日本とアメリカで特許を取得しています。
これにより、被曝量の少ないレントゲンで、より正確な診断が可能となり、治療の精度が向上しています。

