科学的根拠のない治療について

現在の歯科矯正治療には、科学的な裏付けが十分ではないことをご存じでしょうか?

多くの方は、歯科矯正治療が歯科医師による確立された優れた治療法であると信じています。
しかし、その歴史を振り返ると、そうとは言い切れない側面が見えてきます。

歯科矯正治療が初めて歯科界に登場したのは1850年頃、ニューヨーク大学の学長であったDr.キングスレイ氏によるものでした。
その後約70年が経過して、Dr.ツイード氏が「エッジワイズテクニック」という現在でも広く使われている治療法の基礎を開発しました。
このエッジワイズ法は、その後100年にわたって改良され、現在の技術へと進化してきたのです。

しかし、冷静に考えてみると、当時はまだレントゲンが存在していませんでした。
レントゲン技術は肉眼では見えない部分を可視化するための画期的なツールです。
そのため、レントゲンがない時代に開発された治療法が科学的根拠に基づいているとは言い難いでしょう。
歯の構造や移動のメカニズムは、当時の知識に基づく推測の範囲で成り立っていたのです。

さらに、歯科矯正治療には痛みや副作用(例えば歯根吸収)などのリスクも伴います。
しかし、こうしたトラブルを回避するための理論や技術を十分に研究し、改善しようとする動きは少ないのが現実です。

CAT矯正歯科による新たなアプローチ

CAT矯正歯科は、科学的根拠に基づく治療法を確立することを目指し、歯の解剖学的構造や筋肉の機能、矯正装置やワイヤーの力学的特性など、さまざまな側面から歯科矯正治療を分析しました。
そして、新しい歯の移動方法「歯体移動」のメカニズムを確立したのです。

この歯体移動は、世界初の技術「3D-LST」によって臨床的に実現され、特許を取得することで科学性と精密性が保証されています。
この技術により、従来のような不規則な歯の動き(ジグリング)を解消し、歯根全体を一定方向へ正確に、定量的で安全な力で移動させることが可能になりました。

3D-LSTは非常に高度な理論とメカニズムに基づいていますが、一度理論を習得すれば、誰でも簡単にこの治療を実践できるようになります。
副作用がなく、痛みを伴わない新しい治療法として、3D-LSTは歯科矯正分野に大きな進歩をもたらしました。

この革新的な技術が、より多くの人々にとって安全で快適な矯正治療の選択肢となることを目指しています。